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【まつげパーマ】得意分野の広げ方

 

当校に併設しているまつげサロンアントスには、まつげエクステとまつげパーマの両方のメニューがあります。2007年にオープンした時は、まつエクバブルと言われる時代で、まつげパーマはほとんどオーダーされず、月間数名という状態でした。

 

10年以上経過していく中で、徐々にサロンでのまつげカールの需要が拡大し、今ではまつげエクステと同等のサロンの柱となっています。価格もオープン当初は上まつげ3000円、上下で5000円でしたが、徐々に技術力やデザイン力のアップを図っていき、今では上もしくは下まつげが7000円、上下は10000円となりました。

 

 

十数年の間に、サロン用プロトリートメントメニューなども人気メニューに構築することができたり、他店のパーマ修正などを受け入れることもできるようになりましたので、それに伴ってお客様単価が上がり、今では15000円(物販含)になりました。1時間で10000円以上の売上が立ちますし、まつげエクステのように体力を消耗しませんので、アントスにはなくてはならないメニューとなっています。

 

ですが、「新しい技術としてまつげカールを導入したけど、エクステほどはオーダーされず、単価もエクステほど取れず、クレームはエクステ以上、リピート率も低く、施術を行う自分自身の満足度も低い」などの理由でまつげカールはメニューにはあるけど、ほぼ幽霊メニューとなってしまっているという話を聞くと、まつげエクステと同じような感覚でカール施術を捉えているのではないかと考えます。

 

 

まつげエクステは、人工的な毛をまつげにつけていきますので、なんとなく形にはなるのです。ですが、まつげカールは自まつ毛の形を変えるだけですので、ごまかしようがなく、まつげが1本でも上がりきっていなかったり、他のまつげと流れが揃っていなければ、お客様の目から見てもはっきりと上手い下手が分かってしまうのです。

 

もちろん、エクステも1本の狂いも許さないような精緻な施術を行うことが重要ですが、まつげカールのお客様の方がまつげ1本に対してのこだわりが強いことが多いため、厳しいお客様に連続して当たってしまうと、カールメニューそのものを引っ込めてしまうサロンが多いのだと推測いたします。

 

 

また、まつげカールで、自分自身に似合うデザインが見つけられるサロンは皆無と言っていいほどありません。「まつげを上げることはできるけど、その上げ方やカールのつけ方がお客様自身の目の形や雰囲気似合っているとは言えないのだ」と、お客様自身が気づいてしまったら再来はありません。

 

髪にパーマネントウェーブを当てるのが最新の美容だった遥か昔、そのヘアスタイルが自分に似合うかどうかというより、ウェーブをかけることが最も重要なことでした。それと同じような感じで、まつげにパーマをかける理由が「ビューラーいらずで朝のメイクがラクチン」というものだけのお客様も一定数いらっしゃいます。ですが、そのようなお客様は「まつげが上がっていればいい」のですから、激安サロンを恐怖心もなくお選びになります。

 

 

それが悪いと言っているのではありません。髪も、1000円カットのお店は必ずと言っていいほど、地域にありますよね。「1000円カットのお店は絶対無理」「自分自身に似合うデザインになるわけがない」と思う方は1000円カットのお店は選択肢にないでしょうが、「1000円カットで十分」「1000円カットじゃなくちゃ」と思っている方も必ずいらっしゃるのです。

 

何が言いたいのかと言うと、まつげカールをメニュー化する場合、どのような路線で行くかということです。例えば、併設サロン「アントス」のサロンコンセプトは「悩みが解決できるまつげの総合サロン」です。

 

 

一重や奥二重、逆まつげ、貧毛、剛毛、左右差、はれ目、たれ目、つり目、40代以上など、アントスを示すキーワードはたくさんありますが、その多くが悩みを解決するためのマイナスの要因を含んだ言葉です。「生まれ変わったら、どうか上記のような目になりますように」と願う人はまずいないでしょう。

 

まつげパーマでまつげを上げることは目的ではなく、お客様のまつげに起きる現象のひとつで、「左右差をなくすため」や「一重まぶたの目を可愛く見せるため」の手段なのです。ですから、「まつげを上げるという目的が達成されさえすればよい」というお客様はアントスにはお越しにはなりません。

 

 

そのようなお客様からすると「あり得ないくらい高いお店」でしょうから。アントスの得意分野は先述した通り、「まつげメイクで悩みが解決できること」です。アントスのまつげメニューは、はエクステ技術だけでなく、パーマの技術もありますので、お客様の悩みを解決できる施術がエクステなのか、パーマなのか、またその両方なのか(上まつげはエクステ、下まつげはパーマ、またはその逆)で選択されるわけです。

 

上まつげはエクステ、下まつげはパーマ(下まつげが逆まつげの場合、逆まつげをそのままにしておくと、瞬きのたびに上まつげを攻撃して、上まつげに付けたエクステが早くばらついたり、取れてしまったりします)だったり、逆に、上まつげはパーマ、下まつげはエクステ(こちらは上まつげは剛毛なのに、下まつげは驚くほど少ないというお客様によくオーダーされます)というオーダーのされ方も日常的にあります。

 

 

まつげカールがメニューになかったり、メニューにはあるけど鉄板化できていないサロン様には想像がつかないかもしれません。カールメニューがあっても、そもそものサロンコンセプトが「お悩み解決」でなければ、エクステとカールのMIXメニューを行うなどと思いつかないかもしれません。

 

鉄板メニューになり、利益を生み出せるのは、サロンの得意分野を広げていった結果ですから、まつげカールがサロンの得意分野のどの部分に結びつくのかを再考することが重要です。

 

 

ですので、お悩み解決ではなく、「まつげを上げるだけでいい」と考えるお客様をしっかり取り込んでいくというのもアリなのです。そのようなお客様はくどくどしたカウンセリングなどは不要ですし、複雑なデザインをオーダーされることもありません。求めるのは施術スピードと持続性(持ち)がメインとなります。

 

現在、既にまつげエクステがメニューとしてあるのでしたら、エクステのお客様とカールのお客様がリンクできるとサロン内の雰囲気も壊れません。エクステとカールの料金の差も生じません。「まつげを上げるだけでいい」というカールのお客様と「まつげが長く、太くなっていればいい」というエクステのお客様は同じセグメンテーション内に位置します。

 

 

そうすれば、「まつげカールはサロンメニューにはあるけど、フェードアウトしてしてしまった」などということもありませんし、かけた費用と時間が回収できないということもありません。新しいメニューを取り入れる時に重要なのは、得意分野を広げていくことです。現顧客はお店のファンですから、その方々にマッチしたメニューに仕上げることが必要です。

 

埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&カールのスクール「アントス・インスティテュート」でした。