【ブランディング】自店らしいボリュームラッシュを創る
ボリュームラッシュという言葉が一般のお客様方にも少しずつ浸透し、サロンのご予約にも、「ボリュームラッシュでお願いします」という方が増えてきました。
何度か書いてきましたが、「ボリュームラッシュは、まつげエクステンションで目元を美しくするひとつの手段」です。ですので、サロンによって、手段の使い方が全く違って当たり前なのです。
にもかかわらず、写真を見ただけで、「あっ、あのサロンのボリュームラッシュだ!」と見つけてもらえたり、「あのお店らしい雰囲気ね」と理解してもらえたりすることが少ないのは、「ボリュームラッシュの技法をマスターした」だけになってしまっているということです。
併設サロンアントスはボリュームラッシュを導入して、サロンのお客様にお披露目するまで1年半かかりました。その間は、何をしていたかというと、ボリュームラッシュにはメリットもあれば、デメリットもありますので、デメリットをメリットに変えるためにはどうしたらよいのかやまつげが減らない技法や根元からコームで(ブラシではありません)、ザクザクとかせるような安全性の高い装着法などを試行錯誤していました。
もちろん、同時進行で、商材選びやデザインなども磨きをかけ、0.05なら〇〇、0.06なら△△、0.07なら□□、というようにメーカーの選定をし、スタッフにも共通認識を持たせられるような、アントスオリジナルのデザインを構築していきました。
こちらのお客様は9年前のアントスのオープン以来、ずっと通ってくださっているお客様です。最近は私が担当させていただいていますが、眉と目が近く、まつげが太くて長い、そして生え癖が強いので、ボリュームラッシュを付ける際に、自まつげが暴れないように、かなり押さえ込んで装着していきます。
下まつげもほぼ上に向かって生えていますので、下向きに押さえ込んで暴れないようにして、エクステを装着していきます。上下のエクステとも、アウトラインはそろえ、毛の先端は透け感が出るようにデザインするのがアントス流のボリュームラッシュです。
ボリュームラッシュの商材選びは、毛の先端が太くてそろい過ぎているものや黒々しいものは選ばないようにしています。アントスにフィットするかどうかは、実際に届いてみないと分からないことが多いので、開封して「あちゃ~」ということが頻繁に起こります。
ダメ元で、スタッフに私の目につけてもらいますが、「ダメだ、こりゃ・・・ スタッフの練習用に決定」になります。ええ、ホウキみたいなボリュームラッシュは、人工的で美しくないと判断するのがアントスなのです。
技法、シートの粘着や幅、ファンの開き方などは技術的に工夫ができても、毛の先端の仕上げ方はどうしようもないんですよね。自店らしいデザインにするためには、それぞれのお店でこだわる部分が違いますが、アントスでは毛先の仕上げ方が最も重要であると言えます。なかなか、「これこそパーフェクト!」と思えるものに出会えていないので、メーカーさんにがんばってほしいですね。
ボリュームラッシュ は、貧毛や欠損部分があるお客様はもちろんですが、まぶたが厚めでまつげの先端が見えにくい方でもフサフサまつげに見せることができる画期的な技法ですので、途中で投げ出してしまったサロン様にもぜひ導入して、サロンのリブランディングに役立てていただきたいです。
アントスのサロンコンセプトは「目元のお悩み解決」ですが、ボリュームラッシュ のおかげで解決できる悩みが一気に拡大され、リピート率やお客様単価がUPいたしましたよ。みなさまもぜひ!
埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&カールのスクール「アントス・インスティテュート」でした。