【施術スキル】スピードが求められる理由
アントス・インスティテュートでの授業はサロンワークを基本にしていますので、卒業レベルは「今のサロンワークで通用すること」になります。例えば、【ベーシックコース】は、施術経験者として就職できる基準になります。
同レベルの技術者が複数面接した場合、施術スキルのみで審査されたら、サロンワーク経験者かどうかという点以外に、実際にどのくらいの技術力があるかどうかや1時間に何本つけられるかなどで判断されます。
1日に8時間労働した場合、100本つけるのに予約枠が1.5時間かかってしまうアイリストと、1時間でカウンセリングまで含めて全て終えられるアイリストとでは、取れるお客様の人数がまったく違ってきます。
1.5時間の場合は5名、1時間の場合は8名です。単価が1万円とするとどうでしょうか。1日に3万円の差ができ、1ヶ月22日稼働するとしたら66万円の大差となります。1年間だと792万円になります。
実際はこんな単純な数字にはならないですが、アントス・インスティテュートのある大宮ですら100本つけるのに1.5時間かけているサロンは少なくなってきています。
今後、施術時間がどんどん短縮化されていくことは間違いないので、正確に装着できるスキルを身につけたら、スピーディーに付けられるように練習することです。
ほとんどの受講生様の場合、装着自体はそんなに遅くないのですが、それ以外のテーピングや前処理、部分オフなどに時間がかかっていることが多いです。
スクール併設サロン「アントス」のスタッフに注意するのも、大抵が装着自体の時短です。例えば、テーピングも、まぶたを持ちなおしたり、貼り直したり、覗き込んだりするなどがあるだけで、1分程度の遅れはすぐに出てしまいます。なんだ、1分程度なんて、と思われるかもしれませんが、そこでこの1分がムダだと気付かない人は、それ以外にもムダなことをたくさんしているんですよね。
1回でできるところを2回も3回もやる必要はありません。仮毛の持ち直しも1回、左ツイーザーでのかきわけも1回、装着も1回、などができるようになると、100本の実装着時間は30分程度になるはずです。
そこまで追い込んでタイムアタックをする練習をするといいですね。イメージとしては、美容師国家試験のような感じです。正確さを求められつつ、時間内に絶対に終わらせなければなりません。デザインなど、ウイッグに対して似合う似合わないとかは関係ありません。
デザインはその次の段階です。最初に必要なことは、まずは身体でスピード感を身につけることです。スクール在学中にこのスピード感が身に着けられていなかったら、就職ではなく、ご自身でサロン経営をされる場合、もうどこにもスピード感を身につける場はないんですよね。
デザインはいつでも勉強できます。これはこの仕事に限ったことではありません。企業に就職したとして、企画書を出す場合に求められるのは、1に正確さ、2にスピード、3に見た目(デザイン)です。
数字が間違っていたら論外ですし、時間も提出期限やプレゼンの時間内に終わらせなければなりません。まつげエクステやまつげパーマも、安全に正確に装着できるのは当たり前で、お客様の大切な時間を無駄にしないために、施術スピードのアップは常に追い求める必要があります。
もちろん、見た目は大事ですが、中身があってのものなので、それは1番最後最後です。
埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&パーマのスクール「アントス・インスティテュート」でした。
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