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【施術スキル】下まつげエクステを鉄板メニューに

 

新しいメニューをサロンに取り入れるのは、時間的にも、費用的にも、大変ですよね。

 

 

まつげサロンはネイルサロンや美容室のように、誰かがアシストしてくれる施術ではなく、ひとりの施術者がひとりのお客様に入るスタイルになるので、スタッフひとりの施術単価が経営に大きくかかわってきます。

 

 

サロントリートメントやクレンジング、コーティングなど、施術にかかわるオプションメニューはもちろんですが、やはりなんといってもお客様満足度が高く、それに伴い。お客様単価が高くなるのは下まつげエクステです。

 

 

いまだに「下まつげエクステをしたことがない」というお客様が多くて驚きますが、もっと驚くのは、これらのお客様が今まで通われていたお店で、「すぐ取れますよ」「からみますよ」「沁みますよ」などと言われてきたという事実です。

 

 

「下まつげはどうされていたのですか」とお聞きすると、「マスカラを塗っていた」という方が圧倒的です。せっかく上まつげに綺麗なエクステがついているのに、下まつげが小汚いマスカラだと本当にもったいないです。上まつげのエクステのクオリティーが一気に下がってしまいます。

 

 

そして、下まつげが自まつげのまま放置されていると、エクステ付きの上まつげに、1日約15千回もバシバシまばたき攻撃されて、結構な貧毛になっている方が多いです。

 

 

スクール併設サロン「アントス」では上下でエクステ装着をされるお客様の割合は、約12年前のオープン以来、だいたい8090%をキープしています。

 

 

その理由は、「下まつげエクステがある方が自然でバランスがいい」、「上下エクステの方が断然かわいく見える」、「聞いていたより下まつげエクステの持ちがとてもいい」、「アイメイクがさらに楽になる」というものが多いです。

 

 

持ちに関しては、3週間に1度のご来店で、下まつげエクステは、だいたい2/3程度残っています。もちろん、そのお客様のまぶたの形状やまつげの生え方、アイメイクやクレンジングのしかたによって違いますが、40本装着していたとすると3週間後は30本弱残っています。

 

 

そこから、根元から伸び過ぎていたり、向きが変わってしまっていたりするものを取り除くと、だいたい2025本程度となります。20本追加してリペア終了、という流れが多いですね。

 

 

下まぶたの粘膜付近にアイラインを入れたり、涙袋メイクをされたりして、毎日下まつげにアイメイクをされる方だと、リペア時には半分くらいになっているお客様もいらっしゃいます。そのような方ですと、30本追加で40本以上に戻すというパターンになります。

 

 

1週間で半分になった」、「リペアのときには全く残っていない」、などという話を過去に受講生や同業者の方から聞くと、持ちがよくなる装着のしかたをあまりご存じない方がほとんどです。

 

 

考えられる原因を挙げてみますね。

 

 

❶前処理の仕方が大雑把すぎること(これは下まつげエクステの持ちが悪い原因の第1位ではないでしょうか)

 

❷仮毛の取り方を考慮していないこと(シートから剥がすときにあまりに無意識過ぎのではないでしょうか)

 

❸自まつげの生え方に合ったエクステ装着の角度が理解できていないこと(上下でエクステがからむ原因にもなります)

 

❹下まつげのどの部分にエクステを装着するか決めずに施術していること(カウンセリングで下まつげの生え方や分布を見ていますでしょうか)

 

❺そもそも、上まつげエクステの装着のしかたがあまいこと(ほんの些細な根元浮きが上下のエクステが引っかかる原因になります)

 

 

など、あげたらきりがないくらい原因があります。また、ひとつではなく、2つ以上の理由が重なって、下まつげエクステが鉄板メニューになれない可能性大です。

 

 

非常にもったいないですね。顧客満足度と売上アップを行える最短の近道は、下まつげエクステなのに。

 

 

他店との差別化も、「下持ちのよいまつげエクステができるかできないか」というこれ以上ない分かりやすい理由で可能になります。新たな顧客の開拓は言うまでもなく重要ですが、既存のお客様の囲い込みはもっと重要です。

 

 

今一度、下まつげエクステの技術の見直しをしたい方やメニューにはあるけれど凍結状態の方、今一歩鉄板メニューにし切れていない方、現状で満足しているけど新たな技法を知りたい方などは、ぜひトライしてみてくださいね。

 

 

埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&パーマのスクール「アントス・インスティテュート」でした。

 

 

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