毎日繰り返されるサロンワークの中に、実はチャンスがたくさんあります。
同じお客様に入っても、気付きの数は人が違えば全く違ってきます。
気付きの数は、ただ漠然と「アイリストになりたい」と考えるのか、
具体的に「〇〇なアイリストになりたい」と考えるのかで変わってきます。
美容師国家資格取得と自分らしい生き方
みなさま、こんにちは。まつげエクステ&カールのスクール「アントス・インスティテュート」校長の中島です。
アイリストになるためには、美容師免許の取得が必要です。既に美容師免許がある方は、免許を活かした就職やサロン開業を行うことが可能です。ですが、中には、これから美容師免許を取得して、アイリストになろうという方もいらっしゃるでしょう。
1度社会に出て、違う仕事をした後に、アイリストを目指すとき、美容師免許という壁が大きく立ちはだかります。通信過程の3年間は本当に大変です。私が通信生だった時も、妊娠中で大きなお腹だった人、授乳中でやむなくトイレで搾乳していた人、小さな子供を預けながらどうにかスクーリングに来ていた人などもいました。私などは自分とサロンのことだけ心配していればいい状況で、スタッフにたくさん甘えさせてもらいながら、美容師国家資格を取得しました。それでもかなり大変だったので、もうあれは2度とできないなと思います。40代の頃のよい思い出です。 合格したみなさんがどれだけ大変だったかは想像するに余りあります。せっかく取った国家資格ですから、これからは思う存分、活かした人生を送っていただきたいと思います。
さて、アントスは11年目を迎えていますが、今まで4名のスタッフがサロンを卒業後、独立開業しています。アントスの規模を考えると、この数字はとても多いようで、同業やお取引先の方などにお話しすると、大変驚かれます。女性が起業し、安定した生活を手に入れる近道のひとつが「まつげサロンの経営」です。初期投資も少なくて済みますし、まつげ美容人口自体は少なくても、まつげエクステやパーマがなくてはならない人は、まずサロン通いを止めません。美容室のお客様のように来店頻度が2~3ヶ月というような長期間ではなく、3~4週間がメインになりますので、少ないお客様でも十分経営が成り立ちます。もちろん、約10年前のまつげエクステバブル期のような「猫も杓子もマツエク」というような状態にはいきませんが、確実に収益を上げることができます。
アントスから卒業し、今はオーナーとなっている歴代のスタッフは、たくさんあるまつげサロンの中から、わざわざアントスを選んで入社をしてくるくらいなので、本当にガッツがある子たちばかりです。夢を叶えるために、明確な目標を立て、地道にコツコツと努力することを惜しまないタイプです。何より大きな共通点は「美容が大好き」「人を綺麗にして喜んでもらうことが大好き」ということです。そう、その一言に尽きるのではないでしょうか。
私が卒業した美容学校の理事長が、初めての授業の時に、「せっかく美容師になってもすぐ辞めてしまう人が多い中、ずっと何十年も美容の道を進み続けている人の共通点は、やっぱり美容が好きであるということです」というようなお話をされましたが、本当に「好き」って大事なんですよね。
だから、美容学校でできた友達は誰一人、「どうして私の仕事はまつげなのに、髪をいじらなきゃいけないの」なんてことを言わずに、大好きなまつげの仕事をするために絶対に必要なことだとみんな割り切っていました。私自身は割り切るというのとは少し違っていて、40歳を過ぎて学校に通って20代の人と同級生になったり、未知のことを学んだり、アントスでのお山の大将的な先生という立場から「いち生徒」になって接してもらえたりすることが本当に価値あることだと感じていました。
しかも、髪とまつげは全く関係ないかというと、そんなことはありません。カットも、オールウェーブも、ワインディングも、その他多くの学科の中に多くの共通する部分があり、まつげエクステやまつげパーマのデザインや技術のヒントになることがたくさんありました。自分の仕事に置き換えながら授業を聞いていて、ひとり「そうだ!」と新しいアイデアを思いついたことも1度や2度ではありませんでした。
アントスで働いてくれているスタッフの中には、独立開業志望者もいますので、将来を見据えて、積極的に施術以外のサロンワークに携わらせるようにしています。実際、自分でサロンを経営してみると、施術以外のこともできないと大好きな施術に集中できないということがすぐに分かってきますから。
自分らしさの追求は一生のテーマです。それをいち早く見つけるためには「好きであること」は非常に重要です。日本において、美容を生業とし、これに携わり続けていくには、美容師国家資格取得は避けては通れません。年齢や諸事情で迷っている方は、今からでも遅くないですので、ぜひ美容学校に入学されることをお勧めいたします。そこで得た知識や経験、友達は一生の財産になります。一見、まつげ美容と何ら関係がないように思えることでも、いろんな人に接したり経験ができることで、自分という人間やこれからの人生を見つめ直していくよいきっかけになります。
- 自分らしい生き方の追求の第一歩は「好き」であること。
- 髪について学ぶと、まつげエクステやまつげパーマのデザインや技術のヒントになることがたくさんある。
- 美容師国家資格取得は今からでも遅くない。
・販促や経営を中心に学びたい方
・オーナーとしてサロンを立ち上げたい方その他のコースはこちら
スクール選びは
併設サロンか系列店に行ってみること
コース入学希望の生徒さんにいつもお話しさせていただくのはご自身のスクール選びの基準です。
これは人によって違って当たり前ですので「〇〇さんが行ったから、私もそうする」というものではありません。
確かに訴求力の大きい人が行っていれば良く映ります。
事実、そのようなスクールもたくさんあると思います。
ですが、その人と自分は違うということをまず認識することが大切です。
その上で、共感することが多く、目指すところが同じだから、やっぱりあそこへ行きたい、いや行こうとなるのだったらいいですよね。
自分の人生ですから、悔いを残したくないですものね。
ウチの場合、遠くから通ってくださる生徒さんも多いので単発講座でしたら、1年に数回のイベント的なものというとらえ方でしょうが1ヶ月に1~2回通うとなると、目指すものがそのスクールの中にあるのかの見極めが必要です。
ですから、何を、どこまで、誰から、どのように、学びたいのかを明確にすることが大切です。
ほとんどのスクールがサロンを併設、もしくは系列店を持っていますからそこに行ってみるのも必要です。
ウチの生徒さんも、お客様として施術を受けられて、サロンの中を見学して、説明を聞いて、卒業後のご自身の姿が明確に浮かんできたら入学、という方もいらっしゃいます。
もしくは、単発講座を受講してみて、コース入学決定という方もいらっしゃいます。
もちろん、遠方の方が多いですので、メールのやり取りだけで決められることが多いですが(サロンブログやこのブログで、サロン内の画像や受講の様子を公開しているのはそのためでもあります HPでは分からない部分です)。
卒業後にどうなっていたいのかが、バシッと見えるようなお話はさせていただいています。
現役の美容師さんが来られることも多くなりました。
ひとつのビジネスとして成り立つ見込みがあると判断されていることは、とても喜ばしいことですが、今後は本当の意味での競争が始まると考えています。
同じ値段なら技術力やデザイン力がある方がいいですし、サロン内の雰囲気やスタッフのホスピタリティがよく、予約が取りやすい方がいいです。
アクセスがよく、サロンの周りの環境もいい方がいいですよね。
アントスにも、目が肥えお店替えのお客様が増えているのを感じます。
オープンして月日が経っているのですから、お客様の年齢がそのままスライドしてアップしていくのは当たり前ですが、新規のお客様の年齢層も美意識も、オープン当初に比べて高くなっています。
今年の夏に向けてや来年に向けてという短期的な計画も大切ですが、今なら、5年後、10年後の中長期的な計画も立てやすくなっていますね。
- 何を、どこまで、誰から、どのように、学びたいのかを明確にすることが大切。
- ほとんどのスクールがサロンを併設、もしくは系列店を持っていますからそこに行ってみる。
- 卒業後にどうなっているか、イメージできるかがポイント。
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・オーナーとしてサロンを立ち上げたい方その他のコースはこちら
好きなことができて、
それで食べて行ける人
好きなことができたらどんなにいいかというのは好きなことがある人だったら誰でも思ったことがあると思います。
ですが、好きなことをやるためには、好きなことだけできるわけではないということや好きではないことをやっている方が多かったりすることを意外と気付かない人も多いんですよね。
また、一見お気楽に好きなことだけやってそうに見える人が実は大変な努力家で辛抱強いことも見えていなかったりするんですよね。
それは、その人が、「私は好きなことをやるために、ほれこの通り、好きではないことをちゃんとやっています」と言ったりせずそれが当たり前のことだと分かって淡々とやっていたりむしろ、それをものすごく楽しんでいたりするから見えなかったりするんですよね。
もっと始末の悪いことに、そういう人って大抵腰が低くて、しかも「他の人は私よりもっと努力している」と思っていたり。
そういうことを素直に認められたりするから、余計素敵なんですよね。
私の周りにはそういう女性がたくさんいます。
今は大変な就職難ですので、そうでもないかもしれませんが体育会系の学生が採用されやすいのは、コンマ何秒縮めるために(そういう競技だったら)来る日も来る日もトレーニングを積むことが当たり前で、そのことに対して四の五の言ったりしないことがひとつの理由でした。
自分たちの仕事は技術が商品ですので、ものすごく単純明快で結果が出ます。
できたかできなかったか、できないんだったらもっと努力をする、それが嫌だったらそれで終わり。
また、お金と時間をかければ習うことも習い直すことも可能です。
こんな仕事、世の中にそんなにないですよね。
プロの定義は人によって解釈の仕方が違うと思いますが私は「それだけで食べていけること」だと思っています。
技術を売ってお金がいただけたり、先生と呼ばれたりしても、それ単体で食べていけなければプロとは言えないと思っています。
好きなことができて、それで食べていけたらこんなに幸せなことはないですね。
プロであり続けるためには、自分の技術を時代とマッチングさせながら磨き続けていくしかありません。
今日は北海道はじめ、遠方から生徒さんが起こしになります。
好きなことをやり続けるために努力をいとわない方々ばかりです。
お会いできるのを楽しみにしています♪。
- 自分たちの仕事は技術が商品。結果がでなければもっと努力をする、それが嫌だったらそれで終わり。
- プロであり続けるためには、自分の技術を時代とマッチングさせながら磨き続けていくしかない。
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準備ができている者にしか
チャンスは来ない
ベタベタなタイトルですが、私が今年の下半期に一番実感したことです。
いい話やチャンスなんて待っていても来ないし、勝手に転がり込むことはありません。
常に自分自身がアンテナを張り巡らし、時代の流れを見抜き、それに合わせたアイデアを出し実際に行動すれば、環境や状況がそれに合わせて動き始めます。
そのスピードや濃さは自分次第です。
起業して自分のやり方とスピードでできるのは本当に楽しい。
でも、誰からも管理されないので、ダメな自分が芽を出せば失速していくし、よい自分が思う存分力を発揮できれば、加速度を増して成果に結びついていきます。
実行力だけでは存続は難しいんですよね。
実行力があるからそもそも経営者ですしね。
実行力だけでなく、競合に差をつけていくためには流れを読む先見性とそれに対応していけるアイデアが必要です。
それが合致すれば成果に結び付けやすくなっていきます。
当たり前すぎることですが、会社員時代とは違って全て自分で決められる分、強烈にそのことを感じます。
だから、自分のタイミングなんて結局ないんですよね。
そして自分が経営者だから言い訳もできない。
お客様やスタッフから意見や要望が出ることは稀だしもし出てから経営者が動くという状況であれば、ちょっと考えなければなりませんね。
理想は「あとはタイミングを待つだけ」の状態です。
すぐにその波は来なくても、ムダになることはこの世の中にひとつもありません。
来年に向けての準備、もう始めていますか?
- 常にアンテナを張りアイデアを出して行動すれば、環境や状況がそれに合わせて動き始める。
- 準備をしたらタイミングを待つ。すぐにその波は来なくても、ムダになることはひとつもない。
・販促や経営を中心に学びたい方
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初心者のスタートライン
アントスではジュニアアイリストとしてデビューするために、修行中のスタッフが日夜練習に励んでおります。
写真は、モデル練習18人目の作品です。
ついこの前までハサミやブラシを握り、一日中立って仕事をしていたのに、握るものがツイーザーに替わり、座りっぱなしの仕事になったせいで、最初はすごく疲れていたようですが、今はやっとペースがつかめてきたようです。
と言っても、1日10時間くらい練習するのは当たり前なので、(美容室だと早朝練習&閉店後は終電まで練習するのは当たり前ですよね)ひっきりなしにご来店されるモデルさん相手に、奮闘はまだまだ続いて行きます。
秋にはジュニアとしてデビューできそうですので、今までご予約がお取りにくかった状況も緩和されます。
もうしばらくお待ちくださいませ。
さてさて、初めてツイーザーを握る人に教える際に(スタッフでも生徒さんでも同じです)、つくづく感じるのが「最初にどこで習ったか、誰に教えてもらったかが非常に大切だ」ということです。
アントスの場合、上下のエクステ装着が基本となりますので、下まつげが苦手という状態にはなりません。
ええ、最初から上下一緒に教えて行きます。
ツイーザーワークも、テープワークも、上下で覚えて行きますので、上下でできることが当たり前になります。
もっと言うならば、カウンセリングもトリートメントも一緒に練習して行きます。
そうです、先輩の技術者が現在行っているサロンワークをそのまま練習して、デビューまでスムーズな移行ができるようにしています。
見習いスタッフは入社して2週間ですが、初心者でも、このくらいまでは一気に駆け上がらせるノウハウがアントスにはあります。
ですが、ここからがスタートです。
(この程度で、技術者としてデビューさせてしまうサロンはたくさんあります。
しかも、何年もやってきたたくさんの顧客を抱える熟練技術者と同じ料金で、です)
ここからが本当に難しく、高品質とはどういうことか、真のお客様満足とは何か、アントスというクオリティーに早く近づいていくために、今自分はどうするべきかを常に考え、追求していくことになります。
初めてツイーザーを握ったときに習ったことが基準となり、技術者人生の基盤となります。
現在、秋のご入学に向けて、コース入学のお問い合わせが多くなっていますが、これからまつげを勉強される方は、今まで以上にハイレベルな技術や知識はもちろん、ハイレベルな思考が必要だと考えます。
新基準が欲しい方や基盤を作りたい方、今お持ちの基準や基盤をぶっ壊したい方、基準や基盤で先々苦労したくない方、自分自身の基準や基盤を作って行きたい方、お待ちしております。
- 最初にどこで習ったか、誰に教えてもらったかが非常に大切。
- これからまつげを勉強される方は、今まで以上にハイレベルな技術や知識はもちろん、ハイレベルな思考が必要。
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