まつげカールを導入したい

まつげカールはまつげを上げるだけの施術ではなく、
お客様のご要望を的確に捉えて、まつげとまぶたの状態を把握し、
選んだデザインのメリットとデメリットをカウンセリングでお伝えし、
「想像以上の仕上がり!」「今までで一番満足です!」
「勧めてくれたデザインの方がいいですね!」など、
期待以上の結果で感動させることが重要なんです。
そう、何百回、何千回やっても、エクステより緊張するのは上下カールなんです。


まつげパーマがメニューとして定着できない本質

先日、上下カールのパーフェクトコースの授業がありました。
写真はカウンセリングの様子です。
こちらのコースは全5回で、上下カールの施術工程を踏まえて、いろんなデザインがお客様のまつげやまぶたに合わせて、確実にできるようになるためのコースとなっています。
「本当にこのロッドの選定でいいのだろうか」から始まり、置き位置やワインディング、テンションのかけ方、カール剤の塗布分布、起き時間など、施術する人間が違えば、同じデザインをオーダーされても、全てが違ってきます。
このクラスは最終回だったので、カウンセリングもスムーズになり、お客様の抽象的なオーダーを具体的に理解し、確認し合うところまでできるようになりましたね。
仕上がりの施術写真を見ながらお話しすることも大事ですが、お見本帳の目とお客様の目は違いますから、「こんなはずじゃなかった」をなくさなければなりません。

「しっかり上げてください」とお客様から言われたときに、「はい、分かりました」とそのまましっかり上げてしまうと、「こんなに上げてとは言っていないんだけど・・・」というような結果になってしまうことが起きてしまいます。

カウンセリングでは、最低3つのデザインのご提案ができるよう、準備しておくといいですね。
そうすると、そのお客様に3回は来ていただけます。
すごく気に入ってお帰りになったのに、次に繋がらない場合、デザインのメリットばかりでデメリットが伝わっていなかったり、ご自宅でのお手入れ方法がしっかり理解されていなかったり、次に自店に来ていただくための楽しみが何もないままで終わっていたりなどが原因ですね。

もちろん、ロッドの数だけデザインが選べますが、全てのロッドがそのお客様に使用できるわけではありませんよね。
ですが、施術者の好みや恐怖心でいつも同じになってしまうと、すぐにマンネリが来て、自店に通ってくださりながら、他店を探しているということになる可能性大です(・Θ・;)
こちらの生徒さんは約半年の準備期間で、20種類近いロッドを使いこなすところまでできるようになりました。

  • エクステと同じで、まつげは上下にあるのですから、下まつげにも施術をしたくなるようなデザイン提案と繊細な下まつげを傷ませない技術力を身につけること。
  • 他店の悲惨な施術の修正ができるような技術力を身につけ、困っているお客様を常に受け入れ続けること。
  • 月に1度かけ続けてもダメージを出さず、長持ちする技術力を身につけて、まつげが下がることへのお客様のストレスをなくすこと。
  • お客様のまつげやまぶたに合わせたサロントリートメント(アイシャンプー・栄養ケア・コーティング)のラインナップを構築すること。
  • ご自宅でのケア用品として、「クレンジング」「まつげ美容液」「マスカラ」の3つをお客様のタイプに合わせたラインナップを構築すること。

この5つがあれば、お客様単価が1万円以下になることはまずありませんし、1サロン月間100万円のまつげカール売上はすぐに出せます。
予約が入った時に、「まつげパーマのお客様か・・・」と、がっかりせずに済むんですよね。

また、お客様単価が上がるということは、それだけお客様満足度や期待度も上がっているわけですから、リピート率も物販購入率も跳ね上がります。

この日のモデルさんは、カウンセリングの段階で、「じゃあ、まつげ美容液を買わなくちゃ」「マスカラはどうしたらいいかな」という発言が出ていました。
生徒さんが連れてこられたモデルさんでしたが、アフターカウンセリングでの物販の勧め方なども実際に見ていただけてよかったです。
4月からメニュー化されているとのこととってもうれしいです。
がんばりましたものね。
上下カールがエクステと同様の柱メニューになれば、売上は倍になりますから、将来スタッフを入れるなんてことも現実的に考えられるようになります。
地方だと、スタッフを入れても、マーケット的に、エクステユーザーをこれ以上は集客できないという地区もありますよね。
ですが、カールがあれば、エクステとは別のお客様層ですから、サロンのお客様を増やすことが可能になります。

この【上下カールアドバンスコース(旧パーフェクトコース)/320000円・16時間】は技術を覚えるだけでなく、カウンセリングやその他構築すべきことなどもコース内容に入っていますので、価格設定やその他のオプションメニューなどの導入などのご相談にも乗らせていただいています。
ご興味のある方はお問い合わせくださいね。

Point

  • 見本帳の目とお客様の目は違う。「こんなはずじゃなかった」をなくさなければならない。
  • カウンセリングでは、最低3つのデザインのご提案を。
  • エクステとは別のお客様層のカールがあれば、サロンのお客様を増やすことが可能。
もっと詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。 マネジメントコース・技術者としての経験があり、これから独立起業を考えている方
・販促や経営を中心に学びたい方
・オーナーとしてサロンを立ち上げたい方その他のコースはこちら

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まつげカールのお客様層を分析する

まつげカールはビューラーのような器具で上げる技法と、ロッドで上げる技法とがあります。
ビューラータイプは簡易的な技法ですので、仕上がりもそれなりになり、短時間で施術が行えますが、繊細なデザインはできません。
アントスにもお店替えで来られるお客様の多くは、ビューラータイプの技法への不満を理由にお越しくださるお客様が毎月一定数いらっしゃいます。
もちろん、ロッドタイプでも、まつげの生え方や分布の状態に関係なく、画一的にクイッと上げるだけの技法も同様です。
お値段も低めで時間も短めですが、デザイン性を追求したり、まつげのダメージを最小限にしたいというお客様には不向きです。
まつげカールはエクステより、まつげに対するダメージがあります。
エクステは装着するまつげを選別することができますが、カールは選別することが難しく、ほぼ全てのまつげに薬剤を塗布することになります。
ですので、まつげカールが鉄板メニューになるかどうかの本質は、月に1回ペースで、何度も何度もリピートしていただいても、まつげを傷ませない施術が行えるかどうかという点にかかっています。
まつげエクステだとダメージがあっても、お客様の方が気づいていないことが多いんですよね。
施術者の方が「少なくなっている」、「細くなっている」、「生え癖が出始めている」、などのことをお伝えして、装着するエクステを少なめ、細め、緩めのものをご提案しても、実感のないお客様はなかなか同意してくださいません。
ですが、まつげカールはその後のまつげの様子がお客様にダイレクトに分かります。
エクステとまつげカールのお客様では、お客様層が違うんですよね。
そうでない方ももちろんいらっしゃいますが、まつげカールのお客様はまつげへの美意識がとても高い方が多いです。

「長く、太く、豊かな自まつげを活かした目元にしたい」というお客様ですので、こだわりも人一倍強く、ケアに対する投資を惜しまない方が多いです。
髪に例えて言うならば、髪に自信がある方はエクステンション(づら?)をつけないということです。
そのようなお客様は結構いらっしゃるものです。
「どうしてこんなにふっさふさのまつげなんですか?」と思わずお聞きしたくなるようなまつげの方には、エクステは不向きというより、不要ですよね。
スタッフ の撮ったまつげカールの施術写真を見ていて、エクステかカールなのか分からなくなる写真も結構あります。
授業では、カール剤やロッドの特徴と使用法、基本となるデザインとその応用のさせ方を座学で学んでいただきます。
その後、実際に施術となりますが、かなり細かい作業になりますので、エクステスキルしか持っていない方は、カールの施術工程の細かさに驚かれることが多いです。
中には途方に暮れそうな生徒さんもいらっしゃいます(汗)。
ですが、ワインディングした通りにカールがかかりますので、妥協は一切許されませんよね。
また、エクステのように、「失敗したらそっとリムーバーでオフ」なんていうこともできません。
上下カールができれば、上カール、下カールもできます。
エクステとカールのミックスメニューもできます。
地方のサロンは人口の変動が少ないので、新規のお客様は必ず顧客様となっていただけるような努力を絶えず行っていくことがサロンの安定経営につながります。
もちろん、その努力は既存のお客様の囲い込みにもつながります。
極端な逆まつげをはじめ、どんなまつげやまぶたの方がご来店されても対応できると本当に楽しいですし、他店との圧倒的な差別化になります。
何度も書いてきましたが、欲求はがまんできます女性の場合、結婚・出産・育児・介護など、自分以外のことで、一時的に美容に時間とお金をかけられなくなることがあります。
このようなことは誰にでも起こりうるので、「欲求」ではなく、「必要」だと思っていたいただけるような存在になることが大切ですね。
それは、美意識やケア意識の高さからいって、エクステよりまつげカールのお客様の方が高いと分析しています。
施術単価は低くても、トリートメントなどのケアオプションや物販率の高さ、時間対効率などから考えると、ひとつのビジネスモデルができ上がります。
練習モデルを集めるのがエクステより大変だと思いますが、がんばって練習してくださいね。

Point

  • まつげを傷ませない施術が行えるかどうかにかかっている。
  • まつげカールのお客様はまつげへの美意識がとても高い方が多い。
  • 施術単価は低くてもケアオプションや物販率、時間対効率などから考えるとひとつのビジネスモデルができ上がる。
もっと詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。 マネジメントコース・技術者としての経験があり、これから独立起業を考えている方
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まつげカールで失敗する原因

さて、まつげエクステも、まつげカールも、他店修正のお客様を受け入れることがありますよね。
「いつものお店の予約が取れなかったから」というようなご予約の入り方だと特に問題なく、自店の施術スキルを発揮すればよいのですが、お客様が他店の施術で困っている状態でお越しになる場合、かなりハードルが高くなりますよね。
施術を受けた他店のレベルが問題にならないくらい低ければ、いつも通りの施術で大丈夫ですが、そうでない場合はちょっと力を出さなければなりませんよね。

まつげカールの場合、まつげの向きが変わってしまう原因は大きく分けて2つです。
ひとつはワインディングする際に、ロッドの置き位置がまつげに対して真っすぐでなかったということです。
特に、まぶたが厚めだったり、柔らかかったりすると、まつげの生えている方向が正しく読み取れないこ場合があります。
読み取れないまま、ロッドを置いてワインディングすると、本来であれば、真上に上がらなければならないのに斜めになったり、真横になったり、内側に向いてしまうなんて、ありえないことになってしまいます。

まつげカールの場合、まつげエクステと違って、まつげの生え方ではなく、まぶたの形を見ることが非常に重要なんですよね。
なぜならば、まつげカールはまつげがどんなふうに生えていようが、必ず上がるからです上がらない原因があるとしたら、それはまぶたの形が原因です。
まぶたの厚みによって、まつげが上がって見えたり、予想したより上がらなかったなどということが起きてきます。
エクステとカールの決定的な違いが理解できるまで、何度か失敗し、冷や汗を滝のようにかきながら、お客様に成長させていただくのです。

ウチのスタッフはもちろん、【まつげ上下カール講座】を受講された生徒さんとまつげカールの話になると、「わけが分かるようになるまで、お先真っ暗な感じはやっぱりカールだ」で盛り上がりますから(笑)。
話はそれましたが、まつげカールで失敗してしまう原因の2つ目は、カール施術後、最低でも24時間はまつげを濡らさないことをお客様に守っていただいているかどうかです。
美容室でパーマをかけたら、「今夜は髪を洗わないでくださいね」と言われますよね。
施術直後の髪を見ると、パーマがかかっているように見えますが、実は24~48時間かけて定着していきます。
ですので、24~48時間は洗髪したり、髪を結わえたりなどしない方がパーマははるかに長持ちします。
まつげも同じですから、カール施術後は最低24時間は目元を濡らさないのはもちろんですが、横向きで寝たりするときに、目尻のまつげが敷いてしまったりしないよう気を付けないといけないんですよね。
マスカラなどのアイメイクもなるべく避けて、前髪がまつげにかかってしまう方は、まつげに当たらないようにピンなどで止めるなど注意される方が綺麗なカール感を維持できます。
「前のお店はカールかけたてはとても綺麗だったのに、持ちがよくなかった」というお客様とお話していると、施術後24~48時間の中で気を付けることをご存じない方がほとんどです。
かけてすぐ、マスカラを塗ったり、夜オイルクレンジングで、アイメイクを落としていたなんていうお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
このようなお客様へのアドバイスも含めて自分のスキルなので、お客様にしっかりとお守りいただけるよう、お伝えしていくことが大事ですね。
施術スキルは問題ないのに、お客様への伝達ミスで、「失敗した」と思われてしまうなんて悲しすぎますよね。
お客様がまつげを大切にしてくださるかどうかは私たち次第ですから。

Point

  • まつげカールの場合まつげの生え方ではなく、まぶたの形を見ることが非常に重要。
  • お客様へのアドバイスも含めて自分のスキル。
  • お客様がまつげを大切にしてくださるかどうかは私たち次第。
もっと詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。 マネジメントコース・技術者としての経験があり、これから独立起業を考えている方
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目尻の処理のしかた

画像はまつげ上下カールのものですが、まつげカールもまつげエクステも目尻の処理のしかたで、仕上がりの印象が全く違ってきます。
まつげカールは、まつげの長さも太さも変えられません。
唯一変えられるのはまつげのカール感だけです。
目尻だけを緩めにするメリットは、目尻のまつげを長く見せることができ、アイラインを目尻長めに、スッと引いたような仕上がりにすることが可能です。
欧米人に比べて、日本人の目は目幅が短いので、目幅を長く見せるようなデザインをどれだけ持っているかがお客様を飽きさせないコツだと言えます。
まつげカールの場合は、ロッド選びと置き位置、ワインディングの方法の3つでデザインを変えることが可能です。

まつげエクステの場合は、アップテープをする際に、目尻のまつげがどのように動くかを見逃してはいけません。
動かないまつげにエクステをつけると、普通の装着のしかたでは、ほぼ垂れて失敗します。
しっかり攻めることも大事ですが、リペアの頻度やあけ方はお客様それぞれですので、次回はいつ頃お越しになるのかをお聞きして、どこまでつけるのか、どの程度上げ下げした方がよいのかを決めるといいですね。
アップテープはエクステを装着しやすくするためだけに行う工程ではありません。
目の形を変えないようにしながら、まつげのは生え癖を攻略し、ラインを読み、予想通りの仕上がりにしていくための大切な工程です。
仮毛を持つ角度も大事ですが、目尻の処理がうまくいくかどうかは、アップテープにかかっていると言っても過言ではありません。

Point

  • 目幅を長く見せるようなデザインをどれだけ持っているかがお客様を飽きさせないコツ。
  • アップテープをする際に、目尻のまつげがどのように動くかを見逃してはいけない。
  • 目尻の処理がうまくいくかどうかは、アップテープにかかっている。
もっと詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。 マネジメントコース・技術者としての経験があり、これから独立起業を考えている方
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まつげカールの技術とデザイン

エクステやカールの施術を行う際に、どの程度まつげが見えた方がいいのかは、デザイン的に一番気になるところだと思います。
目の形や目と眉の距離、顔全体の中の目の位置などを考慮して決めると、失敗がありません。
「すぐ取れた」、「沁みた」、「痛かった」、「まつげが折れた」などというのは技術的な問題ですが、似合う似合わないというのはデザイン的な問題です。
エクステに比べてカールは自まつげ勝負になりますので、自まつげでデザイン可能な範囲で、似合う似合わないを判断することになります。
お店替えで来られたお客様から、他店でのカールの失敗をお聞きすると、「まつげがあまり上がらなかった」、「上がり過ぎてびっくりした目になった」など、技術的なことというより、デザイン的な問題であることが多いです。
もちろん、デザインを再現するための技術力が必要です。
まつげを傷ませず、ビューラーでは作り出せない滑らかなカール感を作り、まつげの健康状態によってトリートメントを選び、お客様のタイプに合わせて自宅ケアのアドバイスができる力が技術力です。
ですが、お客様のご要望に沿うためには、まつげをどのくらい上げる必要があり、そのためのロッドは上まつげは○○で、下まつげは○○を選び、ワインディングの方法は○○、という根底にはやはりデザイン力が必要となります。
まつげエクステ同様、技術力とデザイン力のどちらか一方だけだと、お客様満足は低いものになります。
結果、施術単価も低く設定せざるを得ない状況になります。
日本人は、技術力に対して、一定のレベルはクリアされているものと思っている人が大多数で、価格の差異はそれ以上の品質やデザイン性の高いものであることを知っています。
洋服を買うときに安い服を買っても、1回着たら縫い目がほつれたというのはあまりないけど、生地に高級感があったり、ボディラインが美しく見えたり、ディテールに凝っていたりなどが期待できないということと同じですね。
スキルアップする際に、どの部分から手をつけていくのかを考えるときのご参考になればと思います。

Point

  • 目の形や目と眉の距離、顔全体の中の目の位置などを考慮して決めると失敗がない。
  • 技術力とデザイン力のどちらか一方だけだと、お客様満足は低いものになる。
  • 大多数のお客様は、技術力に対し一定のレベルはクリアされているものと思っており、価格の差異は品質やデザイン性であると知っている。
もっと詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。 マネジメントコース・技術者としての経験があり、これから独立起業を考えている方
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