【マネジメント】まつげサロンの助成金・給付金・補助金・支援金
こんにちは。アントス・インスティテュートの中島です。このコラムを読んでくださっている方は経営者か、もしくはそれを目指している方かと思いますが、新型コロナウィルス対策として、5月1日から続々と給付金などを申請されていますよね。まず「持続化給付金」を申請し、その後、サロンがある都道府県が行っている補助金や支援金などの手続きを5月6日までに行った方が多いと思います。都道府県によっては、5月7日以降も補助金の支給がありますが、当校がある埼玉県は特定警戒都道府県に指定されていますので、5月12日から31日までの間、8割以上休業した事業所には追加支援金が支給されることになりました。
また、商工会からは、「小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)」もリリースされています。補助金額は50万円ですから、コロナ時代を勝ち抜くために、ぜひとも補助対象になりたいですよね。「持続化給付金」と「持続化補助金」とで紛らわしいですが、どちらも返済する必要のないお金ですので、対象となる場合はしっかり申請して、ありがたくつかわせていただくといいですね。「持続化給付金」の申請はそんなに難しくなかったかと思いますが、「持続化補助金」はちょっと厄介な感じですので、私もまだ申請できていません。サロンもスクールも休業中ですので、時間はたっぷりありますから、じっくり腰を落ち着けて申請したいと思います。
そして、もっとも面倒臭そうなのが「雇用調整助成金」です。顧問社労士に丸投げしようと思いましたが、送ってこられた見積書を見たら「自分でやる!」と思いました(笑)。過去に、キャリアアップ助成金の人材育成コースを社労士なしで自ら申請受給した経験がありますので、あれに比べたらどうってことない気がします。今お世話になっている社労士の先生に「キャリアアップは自分で手続きしました」と伝えたら、ひどく驚いていましたから。雇用調整助成金は、まだ電子申請ができない状態ですので、開通したら手続きしたいと思います。今時、窓口のみでの受付とかあり得ないですよね。しかも、相手は経営者ですよ。手続きがスムーズだった持続化給付金は経産省でしたが、これが厚労省との違いかとため息が出ますね。
さらに、5月8日に、自民・公明両党は、家賃の支払いが困難な中小事業者などに、家賃の2/3(月額は中堅中小企業が50万円・個人事業主が25万円が上限)を半年間、国が助成する支援策を打ち出しましたね。今朝のワイドショーである女性コメンテーターが言っていましたが、日本はこんなにもコロナで死亡している人が少ないのに、経済の落ち込みは世界トップクラスだそうです。「家賃まで補助してくれるの・・・」と思いましたが、その分、経営に集中して、新しいwithコロナ時代にふさわしい戦略を打ち出していけるよう、経営者としてがんばらないと、ですね。
ですから、私たちも自分のサロンに対して、明確な出口戦略が必要です。緊急事態宣言が解除されたとしても、すぐには元通りの生活にはなりませんし、そもそも元通りになろうはずがありませんから、新たにブランディングしていく絶好のチャンスだと考えるのがよいのではないでしょうか。そのために、私自身が決めていることがふたつあります。ひとつは宣言解除後に「ダンピングを行わない」、もうひとつは「スタッフに手厚いケアを行う」ということです。
私たちアイリストは技術が財産ですから、その大切な技術をコロナだからと言って、安売りする必要はないですよね。私たちの仕事は3密の中の「密集」と「密閉」は回避できても、「密接」はどうしても避けられないため、それに対して危機感を覚える人はご来店されなくなります。今まで通りのやり方では少ないパイの奪い合いになりますから、同じパイならさらなる品質向上をしていかなければ、ダンピングせざるを得ない状況に陥ってしまいます。お客様単価が低いと入客数を増やさなければ、以前のような売上にはなりません。当然、スタッフは疲弊してきますし、一生懸命今まで以上にやっているのに以前のような給与にならなければ、面白くないですよね。このお店に将来はあるのか、そもそも、今後もアイリストをやっていって大丈夫なのかと不安になって当たり前ですよね。
当校の併設サロンアントスの周りでも、緊急事態宣言後に営業しているサロンと休業しているサロンとが約半々でしたが、どんどん施術料金が値下がりしていました。5月7日からは約8割のサロンが営業を再開しましたが、そこで働くスタッフはどう考えているのでしょうか。「休業手当では生活費が足りないから、コロナが怖いけど出勤しなくちゃ」と考えるスタッフもいるでしょうし、もしかしたら強制的に出勤させられていると感じている人もいるかもしれません。お金のケアはもちろんですが、コロナに対する感じ方や危機管理意識はそれぞれですから、しっかりと面談することが必要で、サロン全体というより、個々に対応することが重要です。サロンを休業するか否かの決定は、経営者の危機管理意識と内部留保によるところが大きいですから、これらが「思っていたのと違う」とスタッフが判断すれば、辞めたくなっても仕方ありません。
また、競合のない新たな顧客層を開拓していく必要もあります。全く新しい分野でもいいですし、今までのビジネスにリンクさせていくのもいいでしょう。ですが、忘れてはならないのは、必ず勝てる分野で闘うことです。今回の給付金などはそのためのお金です。将来を悲観しても、不安に思っても、どうにかなるものではないですよね。心配すればする程、よい方向に向かうのだったらいいですが、全くの逆効果じゃないです?見えない不安と闘う時間があったら(意味なくないですか?活性酸素出まくりでシミやしわ、老眼のスピードが速くなりますよ・汗)、ワクワクする将来のことを考えた方が建設的です。スタッフこそが技術の源、財産ですから、「そこまでしなくても」と思ってもらえるような手厚いケアが必要なのではないでしょうか。
ものすごく月並みで、ここに書くのも恥ずかしいですが、「ピンチはチャンス」です。コロナ禍では進化は当たり前で、新化(顧客の新しい欲求を作り出すこと)、深化(強みを深堀していくこと)、神化(神の仕業のような不思議な変化)していける絶好の機会です。長期戦になりますが、がんばっていきましょう。
埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげ&眉のスクール「アントス・インスティテュート」でした。
【コロナ公的支援関連サイト】
【よく読まれている関連記事】
【おすすめの講座】