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【ブランディング】悩みが解決しやすいメニュー展開

 

サロンを経営していると、いろんなニーズを持ったお客様が来られます。パッチリ二重まぶたの大きな目の人に悩みがあるなんて、アイリストをしていなかったら、気が付かなかったかもしれません。

 

 

目の左右差は目が大きければ大きいほど目立ちます。一重まぶただと分かりづらいことが、二重まぶただと、二重のラインの幅が少し違うだけで目立ってしまいます。まつげエクステとカールの両方のメニューがあると、実はそんなお悩みが分かったりするんですよね。

 

 

まつげビジネスは基本的にコンプレックスビジネスですから、技術者に求められるのは、お客様自身が解決したいことを技術的に解決できるスキルを持っているだけでなく、そのことを自分自身が言いやすい相手であることも必要になってきます。

 

 

また、サロンとしては、そのような技術者を育成するだけでなく、悩みを引き出しやすく、解決しやすいメニュー展開にすることが大切だと考えます。

 

お客様は技術的には素人ですが、ご自身の目に関しては最もよく見ている人間です。ですから、本気で悩んでいる方は、素人ながらも「こうしたらいいんじゃないか」というようなアイデアは既にお持ちであることが多いです。

 

 

数年前に、まつげの本数に左右差がかなりあるお客様がご来店されたことがありました。一重まぶたで下向きまつげをされていたので、よく見れば左右の本数の違いがはっきりと分かります。

 

 

これを「まつげエクステで解決できないか」と思われ、検索で当スクールの併設サロン「アントス」を探してきてくださったのです。確かに、エクステでまつげが上がれば、左右の本数の違いは目立たなくなるでしょうね。

 

 

「こんなニーズもあるんだ」ということ以上に、その手段としてまつげエクステを選び、アントスにたどり着いてくださったことに驚きました。確かに、エクステで左右のまつげの本数は目立たなくなり、そのお客様はとても喜んでお帰りになりました。

 

 

さて、数週間後、そのお客様が2回目に来られたときに、「まつげカールをかけてエクステをつけてほしい」とのオーダーがありました。やはり、まつげの本数に左右差があり過ぎるため、まつげがたくさんある目のエクステがついていない自まつげが下がったままで気になるけど、片方のまつげは数が少ないため、これ以上エクステがつけられないので、まつげがたくさんある方の目だけカールをかけてから、まつげエクステをつけて欲しいということでした。

 

 

なるほど。。。確かに、自まつげの本数に限界があるのですから、それしかもう手がないですよね。5年以上前のことですから、ボリュームラッシュ などがまだない時代です。

 

 

今でしたら、まつげパーマをかけずに、まつ毛を根元から立ち上げてながらリフトアップ&ボリュームラッシュを施し、まつげだけにフォーカスせず、眉とのセットで全体的にバランスよく仕上げることで、左右差の軽減が行えますが、当時はエクステはエクステ、パーマはパーマと別々に行うのが主流でした。

 

 

併設サロンアントスでは、基本的にカールをかけてエクステをすることは、ダメージを懸念して推奨していません。このことも、「リフトアップ&エクステ」(先述したパーマをかけずにまつ毛を持ち上げながらエクステをつけていく技法)を定着させることになったきっかけでした。

 


お客様の悩みを解決する際に、手段は豊富である方がいいですよね。いろんなお悩みを持ったお客様が来てくださるようになるまでには、準備がとても大変ですが、その都度勉強になり、私たちアイリストがご提案できる幅がどんどん拡がっていき、また喜んでいただけるお客様の人数や回数が増えるのがたまらなく嬉しいのです。

 

 


お悩み解決のためのメニューがあることで、「私はあのお店で救われた」と思ってくださったり、他店との差異を感じてくださっているお客様は意外に多いものです。きちんと整理整頓できれば、サロンのブランディングにもつながっていきます。

 

 

そろそろ梅雨時で、湿気が多くなると、新しいお客様が増えていきますが、「そんなニーズもあるのね」と思うことがしばしばあります。

 

 

今後、日本の人口はどんどん減少していきますので、ニーズの多様化は避けて通れないと思いますが、「目の左右差の軽減」は全年齢の女性に対するひとつのテーマです。

 

 

これから起業されたり、サロンの方向性を変えていかれる方は、メニューをどうしようかと考える前に、お客様のどんな悩みを解決したいのか、その手段をどうするのかを考えると自ずと答えが見つかってくると考えます。

 

 

埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&パーマのスクール「アントス・インスティテュート」でした。

 

 

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