【施術スキル】私、失敗しないのでと言えるまで
アントス・インスティテュートに併設しているまつげ&眉の専門店アントスには、まつげカールのお客様が年々増えていきますが、最近の傾向として、「他店のカール修正」から始まるケースが多くなりました。
まつげカールの上げ方は、エクステのカールの種類を選ぶのとは比べ物にならないくらいの緊張感があります。新人スタッフはもちろんですが、経験ありのスタッフの教育中にも、「上下カールが苦手で怖い」という言葉を何度も聞きます。「エクステのように、失敗したらリムーブして付け直せばいい」というわけにいきませんものね。
施術中のダメージなく、技術力やデザイン力を発揮できるまでに時間がかかりますので、「どんなまつげとまぶたのお客様が来られても、絶対に大丈夫。私、失敗しないので」と自信が持てるまでには、まつげエクステより時間がかかります。
しかも、モデルやお客様の人数が、エクステほどカールは集めにくいので、余計に完全習得までに時間がかかります。量より質が大事になりますので、ひとりのモデルに対して習得するべきテーマが必然的に多くなってしまいます。
まつげカールで失敗して、お店替えをされているお客様は、「上がり過ぎた」、もしくは「上がらなかった」のどちらかしかありません。「パーマをかけたら、まつげがチリチリになってしまったんです」というお客様もまだまだ駆け込んで来られますが、これは論外ですね。
パーマのかかり方は美容学校で習いましたよね。「上がらなかった」というのは、「ロッドの選定が合っていなかった」のをはじめ、「軟化が甘かった」、もしくは「2剤の量が少なかった」、もしくは「時間が短かった」などが考えられます。
が、「上がらなかった」という場合は、すぐになんとかできるケースがほとんどです。それに対して、「上がり過ぎてしまった」という場合は、お客様がマスカラでなんとかするということはできませんので、一歩お店を出たら、大慌てで他のサロンを探しまくっています。
アントスに駆け込んでこられるお客様のまつげを見ると、「ゆるく巻くロッドを持っていないんじゃないか」という状態がほとんどです。まつげカールのデザインは、思いっきり立ち上げるデザインだけではないんですけどね。
世の中には「そのまつげ、自前ですか」と思わず聞きたくなるような剛毛ロングまつげの女性もたくさんいらっしゃいます。そのような方がパーマをかけに来られても、対応できるような準備をしておくことが大切ですね。
つまり、まつげカールで失敗しないコツは、豊富な種類のロッドの準備と、カール剤の特性を知りぬくことです。まつげが太くてハリコシのある方が軟化に時間がかかるとは限りませんし、細くて弱いまつげの方が軟化が短時間で済むとも限りません。
軟化の時間は施設の温度や湿度でも違いますし、もちろん、使用している商材でも違います。バージン毛にかけるのか、3ヶ月以上連続してまつげカールを繰り返しているのかでも違います。30秒単位でチェックすることをお勧めいたします。
埼玉県さいたま市大宮駅東口徒歩2分 まつげエクステ&パーマのスクール「アントス・インスティテュート」でした。
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